linux_memoの日記

linux (fedora中心) の備忘録になる予定

kernel 6.3系でのvmwareについて

kernel 6.3系をいれた時にvmware workstationの調子が悪い

詳しく見ていくと再コンパイルはできているようだがvmwareをサービスで起動させる時にtime outとなって起動失敗しているようであった

調べてみるとkernel command line で ibt=off を追加してやれば起動できるのこと

# grubby --args="ibt=off" --update-kernel /boot/vmlinuz-6.3.5-200.fc38.x86_64

※--update-kernel の後の /boot/vmlinuz-6.3.5-200.fc38.x86_64 は各自の環境に応じて変えること

PC再起動後再コンパイルしたあとvmwareのサービスも立ち上がるようになり無事使えるようになりました

ただしこのibtという機能はセキュリティ面では有効にしておいたほうが良いらしいので今回それをoffにするという事は暫定的にしたほうが良いかもしれません

 

お疲れ様でした

Sound BlasterX AE-5 Plus を購入した

先月より寒くなってくるとうちのサウンドカードSound blaster Audigy Rxが認識しなくなる

全く認識しなくなるわけではなく

コールドブート→失敗

再起動後→成功

というふうな現象が頻繁に起こっている

検証並びに原因の特定をしたかったのだが生憎そこまでの代替品や財力を持っているわけではないので 思い切ってSound BlasterX AE-5 Plus (以下AE-5P)を購入した

 

マザーボードに装着していざ起動!

 

…してみたのはいいが音量設定でAE-5Pの認識に時間がかかる

何だこりゃと思いながら実際に動画ファイルを再生してみると…音が出ない

普段ヘッドホンを使っているのでコネクタの差し間違えかと思い別のコネクタに挿すが鳴らず

音量メータは振動をしているのでAE-5Pが故障しているわけでもなさそう

alsaからの音量設定を全て100にしてもサッパリ鳴らない

詰んだか…と思いながら最後の足掻きでいつもお世話になっている ArchWiki さんの所を見ると…

 

wiki.archlinux.jp

alsa ファームウェアの項目で

>特定のサウンドカードを使うのに必要なファームウェアが含まれています (例: Creative SB0400 Audigy2)。

との記述有り

ダメ元で dnf よりファームウェアらしきもの alsa-firmwarealsa-sof-firmware をインストールすると無事に音声が聞こえるようになりました

 

有難うArchWiki

お疲れ様でした

 

追伸

音が聞こえた時爆音で耳が痛かったです

後、聞こえたのは良いが人の声と楽器の聞こえ具合がチグハグだったのは サラウンドfx関係の音量をミュートにして正常に戻りました

最後にAE-5P自体の赤いLED照明をなんとかしたいのだがコレは無理か

liquidctlの新バージョン(1.10.0以上)に関して

以前liquidctlを用いてCorsair Hydro H150i Pro XTのポンプLED部分の発光制御を行った

linux-memo.hatenablog.com

最近このliquidctlのバージョンがアップデート(1.10.0以上)によりAsus Aura LED USB controllers の実験的なドライバの追加が発表された

これに伴い上の記事で書いたコマンドにも影響が見られたので修正記事を書こうと思う

 

# liquidctl set led color off

このコマンドではどの機器に対して発光を止めているか分からずエラーが出るので機器の指定を行う

  # liquidctl --match corsair set led color off

これでcpu部分のLEDの制御は上手く行ったので liquidcfg.serviceについて修正を行う

# gedit /etc/systemd/system/liquidcfg.service

[Unit]
Description=AIO startup service
After=suspend.target

[Service]
Type=oneshot
ExecStart=liquidctl --match corsair set led color off

[Install]
WantedBy=multi-user.target sleep.target

 

色を変えた所が変更箇所です

実際に再起動してみてLEDが消灯したので成功

お疲れ様でした

MX keys mini キーボードでSSを取る時の謎?

SS(ScreenShot=スクリーンショット)を取る際に大抵PrtScnキーを使うと思われるがこの MX keys mini キーボードにはそれらしきキーがない

じゃあSSは取れないのかというとそんなことはなくF8キー(カメラみたいなアイコンがのっているキー)がそれに相応する

*標準設定でF8キーはF8キーとして動作するわけではない(fn + F8がF8キーを押した時の動作となる)が以下の文章ではややこしくなるのでF8キーと呼称する

XfceにSSのアプリケーションキーボードショートカットを登録しようとF8キーを押したら何故かprintキーではなく "Shift+Windows+S"と表示されていた

FedoraではWindowsキーはSuperキーと表示する

他のディストリでは不明

 

で、これで登録を終了して実際にF8キーを押してみてもSSが取れないどころかアプリケーションボタンを押した時の挙動をしてしまう

上の画像の青色指定しているところの一個上の xfce4-popup-applicationsmenu が優先して動作してしまう

 

このキーボードを認識させるために以前Solaarというアプリケーションをいれたがその中の設定項目で"OS設定"で"Windows"から"Android"に変更

で、再度ショートカット登録をしてみたら無事にPrintキーとして認識した

これで正常にSSを取れるようになった
お疲れ様でした

 

 

メインPCを新調した その2

前回新調したメインPCでcorsair社製icue h150i  rgb pro xtをcpuクーラーとして取り付けた▶水枕の光の制御ソフトがwindows版のみで直接できそうになかった

…というのが粗筋

 

で、今回もgoogle先生に頼ってみるとliquidctl なる物を見つけた

github.com

 どうやらfedoraにも対応している模様なんで早速インストールしこの簡易水冷が対応しているか確認

# dnf install liquidctl
# liquidctl status
Corsair Hydro H150i Pro XT
├── Liquid temperature    25.8  °C
├── Fan 1 speed            287  rpm
├── Fan 1 duty              20  %
├── Fan 2 speed            302  rpm
├── Fan 2 duty              20  %
├── Fan 3 speed            572  rpm
├── Fan 3 duty              27  %
├── Pump speed            2387  rpm
└── Pump duty               75

実際にファンを制御してみる

# liquidctl set fan speed 100
# liquidctl status
Corsair Hydro H150i Pro XT
├── Liquid temperature    25.1  °C
├── Fan 1 speed           2516  rpm
├── Fan 1 duty             100  %
├── Fan 2 speed           2486  rpm
├── Fan 2 duty             100  %
├── Fan 3 speed           2422  rpm
├── Fan 3 duty             100  %
├── Pump speed            2381  rpm
└── Pump duty               75  %

ok

光の制御を行う

# liquidctl set led color off

大成功のようだ

後はこれをサービスとして登録して実行するのみなので再度gitで書き方を確認

# gedit /etc/systemd/system/liquidcfg.service

[Unit]
Description=AIO startup service
After=suspend.target

[Service]
Type=oneshot
ExecStart=liquidctl set led color off

[Install]
WantedBy=multi-user.target sleep.target

 

今回気をつけるべき点はこのサービスはpc起動した時とサスペンドから復帰した時の2パターンの状況を考えなければいけないという事

 

以上を気をつけてサービスを登録・スタート

しっかりpc立ち上げや復帰後にコマンド実行していることを確認

 

お疲れ様でした

 

<2022/07/24追加修正>

liquidctlのバージョンupに伴い上記コマンドを修正した記事を追加した

こちらの記事

 

メインPCを新調した その1

先月Fedora36がリリースされたので思い切ってメインPCを新調した

 

cpu:intel core i7 12700kf

mb:asus  TUF GAMING H670-PRO WIFI D4

memory: 32GB

ssd:crucial 500GB

光学ドライブ並びにデータ保管用HDD,ビデオカードは旧メインPCから流用した

 

今回初めてづくしなのでついでにcpu coolerもcorsair の簡易水冷 icue h150i rgb pro xt

を購入した

で、パーツを組み立てていっていざ電源オンすると…

 

起動が早い

# systemd-analyze
Startup finished in 14.317s (firmware) + 5.590s (loader) + 1.085s (kernel) + 1.262s (initrd) + 11.248s (userspace) = 33.505s 
graphical.target reached after 11.223s in userspace

 

mbやらcpuの水枕の所がやたら豪華に光っている…

 

mbの光るのはbios(uefi)の設定上から全てoff (表示上は "stealth mode")にし

光を抑制

後は水枕のみだがcorsairのサイトに行くと制御するアプリケーションは予想していた

ことだが対応しているのはwindowsのみ

 

さてどうしたものか…

 

後半に続く

 

 

kernelを5.15から5.16に上げたらVMwareがエラーで立ち上がらなくなった問題について

 最近、dnf updateをするのをサボっていたらいつの間にかkernelのバージョンが5.15から5.16にあがっていた

それは良いのだがver upに伴って今まで使用して来ていた Vmware Workstation Player がkernel コンパイルに失敗し起動しなくなった

この手のvmwareのpatchを出してくださっているmkubecekさんの所にいって自分の対応するバージョンのpatchを取ってきてコンパイルするも駄目だった

github.com

実際にターミナルよりコマンドを打ってエラーの内容を確認してみる

# vmware-modconfig --console --install-all

中略
/tmp/modconfig-2FtscJ/vmnet-only/vm_assert.h:43:10: 致命的エラー: stdarg.h: そのようなファイルやディレクトリはありません
   43 | #include <stdarg.h>
      |          ^~~~~~~~~~
コンパイルを停止しました。

後略

よく見てみるとこの stdarg.h が見つからないというエラーが頻繁に出てくる

という事はこのファイルのパスを通せば大丈夫かと思いgoogle先生で検索してみるとそれらしきものがあった

communities.vmware.com

早速試してみる

# CPATH=/usr/src/kernels/$(uname -r)/include/linux vmware-modconfig --console --install-all

無事コンパイルが通りVmware が起動しました