linux_memoの日記

linux (fedora中心) の備忘録になる予定

MX KEYS MINI のサスペンド→即復帰する現象について その2

 前回キーボードが勝手にサスペンド状態の解除してしまった現象についての記事を書いた

 で、前回の記事のようにするだけではPC再起動後にまた症状が復活してしまう(これは前回の記事の引用先でも指摘・対処あり)のだが、筆者の力量が不十分でスクリプトを書いてPC起動時に実行させるのかよく分からなかった

 引用先では /etc/rc.local に実行コマンドを書くらしいが fedora だとどうも systemd というやつに登録して実行させるのを推奨しているらしい

今回もGoogle先生に手伝ってもらいヒントを得た

www.webdevqa.jp.net

この引用先の一番下のものを参考にした

# gedit /opt/stop_resume_kb.sh 

#!/bin/bash
echo disabled > /sys/bus/usb/devices/3-6/power/wakeup

権限変更

# chmod 0755 /opt/stop_resume_kb.sh

次にsystemdにこのファイルを実行するためのサービスファイルを作成した

 # gedit /etc/systemd/system/disable_resume.service

[Unit]
Description = disabled to resume from keyboard

[Service]
ExecStart = /opt/stop_resume_kb.sh
Type = oneshot
RemainAfterExit = yes

[Install]
WantedBy = multi-user.target

systemd 制御下にあることを確認、有効化、実行をそれぞれ行う

# systemctl list-unit-files --type=service | grep disable_resume
# systemctl enable disable_resume
# systemctl start disable_resume

<いずれも結果出力省略>

 PC再起動をしてサスペンド状態にしてすぐに復帰しないか確認

 お疲れ様でした

MX KEYS MINI のサスペンド→即復帰する現象について

 前回、MX KEYS MINI と fedora 35をBolt接続した記事を書いた

 

接続できたのは良いが席を離れたい時にpcをサスペンド状態にしようとすると一旦サスペンド状態になるも即座に解除されてしまう現象になってしまった

google先生に聞いてみると先達から似たような症状があった

 

ricrowlさんのブログ記事より引用

ubuntuをスリープしてもマウス触っただけで復帰してしまう - ricrowlのブログ

要は接続しているusb機器でwakeupに対応しているものを特定してそれを無効化しろという話(間違っていたらスマン)

 

で、私もやってみた結果

grep . /sys/bus/usb/devices/*/power/wakeup | grep enabled

/sys/bus/usb/devices/3-5/power/wakeup:enabled
/sys/bus/usb/devices/3-6/power/wakeup:enabled
/sys/bus/usb/devices/3-7/power/wakeup:enabled

 

後は3-5 3-6 3-7の具体的な名称を調べてみる

grep . /sys/bus/usb/devices/3-[5-7]/product

/sys/bus/usb/devices/3-5/product:Microsoft® 2.4GHz Transceiver v8.0
/sys/bus/usb/devices/3-6/product:USB Receiver
/sys/bus/usb/devices/3-7/product:Microsoft® Nano Transceiver v1.0

Boltレシーバはlogicool社製だからmicrosoft社製のtransrecieverは除外

という事で3-6のUSB ReceiverがBoltレシーバだと思われる

 

# gedit /sys/bus/usb/devices/3-6/power/wakeup

で特定できたファイルを開いて enabled ⇨ disabled に書き換えて終了

 

ただこれだと恐らくBoltレシーバ自体がwakeup機能を無効化されているだろうからBoltレシーバのウリである1つのレシーバで最大6台までの対応機器の接続が全て無効化してそうだ(未確認)

う〜ん

logicool MX KEYS MINI と Fedora 35 の接続

ここではLogi Bolt USB レシーバ(以下Bolt)を使用してFedora35で使用できるようにする

 

1.事前準備

前フリとしてSolaarをインストールする

# dnf install solaar

で solaar , solaar-udevがインストールされる

もしかしたら依存するプログラムも入るかも

 

2.接続

Boltをpc本体のusbコネクタに接続し、キーボードの電源をonにする

solaar を立ち上げると左側にツリー図が表示されるのでペアリング接続して終了

 

他の項目は自分好みで

 

logicool

https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp

logicool MX KEYS MINI

https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/mx-keys-mini.920-010517.html

Solaar

GitHub - pwr-Solaar/Solaar: Linux device manager for Logitech devices